一ノ鳥居から続く参道を左に折れると二ノ鳥居があります。石灯籠が並ぶ玉砂利の参道を進むと、幅広い神門に至ります。

手水舎の水で両手を清め、口をすすぐことにより、心（魂）も洗い清めるという意味があります。

境内地と神域の境いを示しているのがこの神門です。神門をくぐりぬけ、神域へと踏み出せば清らかな風と、ゆっくりとした時の流れを感じていただけます。

天武天皇の御代白鳳4年（675年）今から約1300年程前に、この瀬田の地へと遷し祀られました。近江国を守護する神社として大切に守られてきました。

正面左側が本殿 日本武尊（やまとたけるのみこと）を祀り、右側は大己貴命（おおなむちのみこと）を祀る権殿（ごんでん）です。

日本武尊の御妃・御子が社をもうけ、尊の神霊を鎮め祀られたのが起源とされています。本殿を囲むように左右に八つの社があり、上座4社には日本武尊の父母である景行天皇と皇后、御妃と御子が祀られ、下座4社には日本武尊の遠征に付き従った家臣の方々をお祀りしています。

建部大社がこの瀬田の地へと遷し祀られる以前、この地域の地主神として祀られていた神社です。祭神　草野姫命（かやのひめのみこと）がお祀りされています。

平治の乱に敗れた源頼朝が当社に立ち寄り、源氏の再興を祈願されました。後に大願成就したことから「頼朝公の出世水」と呼ばれ、当社に来られた際はお飲みいただけます。

孝徳天皇の御代天平勝宝7年（755年）大己貴命を権殿へと奉祀された際、一夜にして成長したと伝わる御神木の三本杉。日本武尊・大己貴命、この二柱の神様をもって、近江国一之宮と定められました。

文永七年庚午と彫があり、県内最古の石灯籠です。現在重要文化財に指定されています。

菊の紋様をおもわせる自然の化石です。これほど鮮明で大きなものは珍しいといわれています。境内神域のありがたい場所に安置しております。参拝の折に是非探してみて下さい。

中央が日本武尊の御妃、両脇が御子であるとされています。平安時代の作で、重要文化財に指定されています。

※要予約 ※拝観料 300円
（※拝観料は300円に変更されていますが、境内案内図のPDFでは200円のままになっています。ご注意ください。）

昭和20年、日本で初の千円紙幣に日本武尊と建部大社が描かれています。わずか7ヶ月間という通用期間であった為、幻の紙幣とされています。

当社に古くから伝承されている白石で願い事を石に書き朝夕願掛けをすることで願いが叶うと言われています。無事願い事が叶った暁には石は神様にお返しください。本殿にお供えいたし貴家の安泰を御祈願させていただきます。※初穂料として1千円いただきます。

お食い初めの儀式で、丈夫な歯が生えますようにと願いを込めて添える石のことです。
当社では福石と申します。初宮参りにお越しの際はご自由にお持ち帰りください。

神社や祭神についての案内を行い、ご祈祷を受け付けています。
お札やお守り、絵馬、おみくじなどを授与を行なっています。

バリアフリー設計です。綺麗で使いやすいトイレです。