日本武尊を祀る滋賀県大津市瀬田唐橋のたもとに鎮座する近江国一之宮・建部大社


女神像

女神像

日本武尊(やまとたけるのみこと)の御妃とされている女神像。

重要文化財 (平安時代作)

女神坐像 1軀(像高41.2センチ)

小神坐像 2軀(右像高23.8センチ・左像高19.9センチ)

女神坐像

日本武尊(やまとたけるのみこと)の御妃とされている女神像。頭頂から長い髪を左右に分け垂らし、額が広く眉の稜線は綺麗に弧を描いています。大きめの目は半眼としておられ、鼻は小さく上品。平安女官の印象を与えます。何よりもその姿で最も特徴的なのが、和装で大きく右袖を表し、口元を隠すところでしょう。我々には容易に姿を見せないという本来の神の在り方を暗示し、おしとやかな女性らしさが本像の最大の魅力となっています。構造は、針葉樹を使った寄木造で、一本造りが圧倒的に多い神像では珍しいとされています。

小神像二軀

右神像は和装で、やや大きく少し右方を向き、長い髪を頭頂より左右肩から背面に広くかけて垂らしています。面長で浅い彫りで目鼻を表しますが、やや厳しい表情をもっています。左神像は右神像よりもやや小さく、こちらも姿は頭を少し左に傾け、ややうつむきかげんで沈痛な表情を浮かべています。

宝物殿拝観について
宝物殿拝観について
  • 正月元旦のみ終日公開しております。
    (拝観料:無料 ご自由に拝観下さい)
  • その他につきましては事前予約が必要です。
    また、各博物館・展覧会等への出品している場合も多く、予約時にご確認ください。
    (拝観料200円)
  • 問い合わせ先:077-545-0038(建部大社社務所)

【女神像は宝物殿内に安置されております】

お気軽にお問い合わせください。 TEL:077-545-0038


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